南九州における畜産業がダメージをうけることは、産業全体に対して大きな影響を与えてしまう。今年の春に発生した口蹄疫は大きな波紋として、現時点においても影響を与えている。口蹄疫はその原因がはっきり特定できていないということから、またいつ発生するかわからないため、今でも消毒作業が日常的なものとしておこなわれている。
この疾病は蹄が二つに分かれている動物にしか感染しないという。畜産物として豚、牛が対象となる。今回の感染ルートはいまだ特定できず、中国から輸入された家畜飼料に菌が混じっていたのではという説があるがこれも決定されたものではない。
もしかして野生動物から感染したのではないかということも考えられる。以前、鳥インフルエンザが流行し、多大な被害を被っているが、この感染ルートは渡り鳥ではないかといわれている。家畜の場合は管理をする道もあるが、野生動物にとっては人間の作った国境とか境界というものは適応されない。
現代では国境はあるが、交通の発達により、容易に世界中を往来することができる環境となっている。最近は抗生物質が全く利かない新種の菌が発見されているが、これは国際交流の活性化とともに人と人が容易に接触する環境ができて発生したものである。
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