昔はお袋の味といえば、味噌汁というのが、定番であった。しかし近年になると食生活の多様化に伴ってこれが必ずしも定番といえなくなった。
日本の固有のアレンジによって生み出されたカレーライスは、正にその典型かもしれない。カレーの起源はインドあたりの暑い国にあると思うが、そんなカレーは日本に伝わって来て味覚において、相当に変化してしまった。中に入れる具によって様々な個性が現れてくるので、beef curryの定番から、pork curry ,vegetable curry、see food curryなど様々なアレンジがなされていった。また隠し味にcoffeeとかソースをいれるとか一工夫して、個性をだしているものも多々世の中に出回っているようだ。
それでお袋の味として、カレーライスがあげられるようになっても、おかしな話ではない。終戦後カレーライスを日頃から食べ慣れてきた世代も父母さらには祖父母にまでなっている今の時代は子供らが日常の味として、慣れ親しんでいるというのも自然なことかもしれない。
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